かつては世界一の生産を誇ったカンボジアの胡椒ですが、激しい内戦の中で次第に胡椒作りは衰退していきました。
しかし、ここ数年、カンボジアの若者たちの手により、世界一の品質の胡椒が再び作られ始めました。
その胡椒を現地よりフェアトレードで日本に輸入しています。

会社設立趣旨
２００８年１１月、二十歳代に培った造園家としての７年間の経験を活かすチャンスを兄からもらい、自分の人生を省みて、新たな出発を求めカンボジアへ行きました。そこで、かつては世界一と称されていた胡椒と出会い、カンボジア人の為に、日本でこの胡椒を輸入販売していく決心をしました。

当時、心身共にボロボロの状態で行った私は、
カンボジアで感じた、国として、国民として「上を向いて歩いていく、幸せになる」という信念は、程度の差があるにせよ、日本、オーストラリア、カンボジアに限らず、どの国にも共通している信念であるということを、理解しました。何が幸せか、不幸か、ひとりひとりで異なること。日本人の勝手な思い込みが 多く存在していることも理解しました。
カンボジア人が、一番大切にしている言葉は『正直、誠実』。虐殺、裏切りの過去から学び、誠実さや正直さが、一番大切と理解しているように思います。カンボジア人の方々は年齢を問わず、日本人は誠実であると認識してくれている。地雷、虐殺、貧困、痩せ細った人々。そんな社会、環境で生活しているにも関わらず、眼は、凄く綺麗で輝いていました。
カンボジア人の優しさ、貧しさの中の素晴らしい笑顔に私は驚かされました。また、打ちのめされもしました。生きている事が大切なのだ。決して1人では生きてはいけない。
生きている事に感謝。

今、日本での私を取り巻く、人、環境に生かされていることへの感謝、

日本を愛してくれているカンボジア人との出会いへの感謝。

日本人、私がどれだけ贅沢な環境で生きているのか、考えさせえられ、反省し、また、生きて行くことへの希望、楽しさを今実感しながら生きています。

カンボジアの伝統文化である胡椒を、国内に伝え、継続的に繁栄出来る会社の設立が願いであります。